国際通貨基金の統計によれば、2017年の世界の国内総生産は79.9兆米ドルとなったようで、その内訳は世界1位のアメリカが19.4兆米ドル、2位の中国が12.0兆米ドル、第3位の日本が4.9兆ドル、第4位のドイツで3.7兆ドルとなっているようで、シェア別でみると、アメリカが24.3%で4分の1を占め、中国15.0%、日本6.1%、ドイツは4.6%となるのだそうです。
そんな中、5年後の経済勢力を予想したみると、GDPのランキングこそ変わらないとは言え、GDPの増加額を見てみると、中国の増加額がアメリカを上回り、さらには、インドが日本やドイツの増加額を上回るのだそうです。
この流れによって、世界の経済勢力図がアメリカの一極体制からアメリカと中国の二極体制へと変化していき、両国の覇権争いがますます深刻化していくと見られているのだそうです。
IMFのラガルド専務理事も主要先進国の間で貿易戦争の脅威がより明確になる中で、世界経済へのリスクが増していると指摘しており、世界経済が失速するのではないかとの懸念も市場の一部で強まっています。
アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長がシンガポールで史上初の米朝首脳会談を開く今週、この会談の成行き次第で世界の情勢は大きく変動していきそうです。